地震予知のディミター・ウズノフ博士が地震前兆を空からキャッチ!?






先日、ミスターサンデーの地震予知特集第7弾でも紹介されたディミター・
ウズノフ博士の予知仮説について、他の地震学者と違う点などを調べてみま
した。

Mr.サンデーでもよく取り上げられている東大の村井教授は、測量の観点から
地殻のズレなどを観測して地震の予知につなげる手法を重きにおいているのに
対して、ウズノフ博士は上空の熱源から地震を予知する研究をしている点で
他の地震学者と一線を画しているように思います。

ウズノフ博士の理論を簡単に説明すると、
地震が発生する前の現象として、震源近くで細かい地層のヒビ割れが発生して、
その隙間から地下のラドンが上空に放出されます。放出されたラドンは周りの
水蒸気を吸いつけてそれが熱源となって、衛星からその巨大な熱エネルギーを
キャッチできるという仮説です。

東日本大震災では、1日前に、当時NASAの上席研究員だったウズノフ氏が衛星
データを解析した際に、東北沖で巨大な熱源の存在を確認し、新潟中越沖地震
の2日前や、中国の四川大地震発生の6日前にも、熱源の検知に成功しています。

たしかにウズノフ博士は、これらの巨大地震の前兆現象を衛星から捉えている
ことには成功していますが、結果論と言えなくもないです。

あくまで、熱源探知という偏った現象を大地震の前兆現象として捉えているだ
けで、場所やある程度の予測期間は予想できても、地震の規模や震度まで特定
することは難しいように感じます。まだまだこの分野は研究段階ではないかと
ミスターサンデーの特集を観ても感じました。

ウズノフ博士自身も、熱源観測だけではより正確な地震予知は困難と考えている
ようで、世界の地震予知学者と連携して共同研究していく意向を持っているよう
です。

最近、地震を的中させているとして評判の電気通信大学の早川正士名誉教授や
千葉大学地球科学科の服部克巳教授が研究している電離層の解析とウズノフ
博士の熱源解析その他の観測手法を組み合わせて予測していく手法が共同研究
されているようでとても注目されます。

また、ウズノフ博士は、気象衛星からの熱源探知だけでなく、地上にもラドン
観測拠点を設置して計測するなど設備を整備して地震予知の裏づけを高めよう
としています。

私は、地震解析ラボの早川氏や週刊MEGA地震予測の村井氏などの有料情報を
購読して地震予知の動向を追っているのですが、地震の起きる地域や予測期間
などはかなりの精度まで予測していると感じているのですが、やはり具体的な
大地震の予想となるとそこまでは研究が追いついていないように感じます。

首都直下型地震や東南海・南海トラフ地震、東日本大震災の再来など巨大地震が
予想されていますが、今の地震予知では小規模や中規模の地震が起きることが
大まかにわかっても、大きな地震を具体的に予測することは現状不可能と言えま
す。

現状の地震予知は、大地震に対して地震警報などのような事前警戒システムが
確立されていなくて、また具体的な大地震予想を出すことによって生じる社会
への混乱や不安を煽るといった事態を招いてしまい、地震予知の公表には問題
点があります。

気象庁には緊急地震速報というものがありますが、文字通り速報で直下型の
場合や遠方で震源が深い場合は検知できず使い物になりません。
やはり期待するのは、地震予知学者がそれぞれの地震理論を共同研究して精度
を高め実績を積み上げていき、より正確な情報を出してくれることではないで
しょうか。

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