中国トイレ事情の恐るべき体験談
わたしは、むかしから中国が好きで(あくまで観光的な意味で)、
語学留学や旅行で何回となく中国に行きました。行く度に厄介
なことが中国のトイレ事情です。
北京や上海などは大都市ということもあって、公衆便所もだいぶ改善されて
きていますが、地方に行けば日本では考えられない光景を目にすることになります。
まず、仕切りがありません。側面の場合、低いですが壁があることが多い
ですが、たいてい地方の便所だと前面に扉がありません。わたしは、
90年代に重慶へ留学していたのですが、公衆トイレの大の場合、ほとんど
前に扉がありませんでした。
重慶での留学当初は、こうした中国のトイレ事情はすでに知っていまし
たが、完璧に便秘になってしまいました。街へ出ても恥ずかしくて
大をしたくないから自然に我慢していたのです。いや我慢というより出なかった
と言った方が正しいかもしれません。
やっとお通じがあったのは、3~4日後だったでしょうか?それが最悪な
ことに市街地でしたくなり困り果ててしまいました。なぜなら日本のよう
に店に入ればトイレが借りれますが、当時の中国はデパートなどの商店で
トイレの案内図はなく公衆トイレを利用するのが一般的だったなのです。
その公衆便所がみつかりません。
仕方なく近くの商店で事情を説明して従業員用のトイレを貸してもら
い事なきを得ましたが、これが大変ことになったのです。あまりの便
の量で何度水を流しても便器が詰まって流れません。紙が原因ではあ
りません。便秘でたまっていた便のせいです。申し訳なかったけど店
の人には言わないで逃げて帰りました。(笑)
少し話が脱線してしまいましたが、次にありえないことは
紙を便器に流さないことです。大で拭いた紙を設置されている籠みたいなもの
に捨てます。不潔極まりないです。ハエなどの虫が寄ってきてしまいます。要は
紙で便器が詰まらないようにするためだそうです。
あと、公衆トイレだと汚物の排水路が一緒で隣でされた大便が流れて
くることがあります。日本ではとても考えられません。隣の便の音は
聞こえますが、どんな便まではわかりません。どんな体調状態かさえ
わかってしまいます。恐ろしい!
私は男ですが、女子トイレも同じようなものだと思います。でも慣れ
ます。慣れれば前に人が行き来しても、前でトイレをしていて向かい
合わせになっても平気になります。
中国人は全然気にしていないのですから、こちらも気にする必要は
ありません。
女性が隣あって井戸端会議の場にしているようです。
このような状況は地方に多い傾向で上海などの大都市はあまりないと
思いますが、出稼ぎ労働者が住む集落は同じような状況だと思います。
そういうところはあまり観光客は行きませんが、留学などをする予定
の人は行ってみたらいい体験になると思います。
もちろん、空港やホテルのトイレはほぼ日本と変わらないのでご安心を!