台風11号 米軍進路予想2015 四国と近畿は厳重警戒へ!?
台風11号の進路予想が少しずつ絞られてきました。来週15日(水)
以降、四国を直撃、台風の右側にあたる大阪など近畿地方も大雨
や暴風が吹き荒れる可能性が高まってきました。
強い台風11号の最新情報によると、7月12日9時には、沖ノ鳥島近海
にあり、ゆっくりとした速度で西へ進んでいます。中心気圧は950
hPa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速は60m/sです。
※画像は、日本気象協会 tenki.jpより引用
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台風11号は、今後進路を西から北寄りに変え、日本気象協会の予報
では、一時的に弱まった勢力が再び復活し、15日9時には925hPaまで
発達するとされていて厳重な警戒が必要になってきました。
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)の最新情報
では、16日18時に四国の足摺岬を中心とした予報円を発表していて
上陸の可能性がより高まってきました。
※画像は、米軍より引用
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ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新情報によると、同様に
16日(木)頃、四国を直撃する予報図となっていて、近畿から九州に
かけて大きな影響を及ぼす可能性は高まっています。
■7月15日(水)
■7月16日(木)
※画像は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)より引用
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台風11号は現在はほぼ停滞していますが、今後北上するにつれて新た
に海水温の高い海上からエネルギーをもらって再び発達すると予報さ
れています。
本州付近では海水温は低くなるので、接近する頃には台風の勢力は下
降傾向になると思いますが、接近直前まで発達して最盛期に近い状態
で四国などに直撃する可能性が高いので、厳重な警戒が必要です。
また、大雨にも注意が必要で、特に紀伊半島や四国山地の南東斜面で
は記録的な大雨になる可能性があって災害が懸念されます。台風は
日本に接近しても動きが遅い可能性が高く、暴風や大雨が長く続く可
能性があります。
東海や関東も15日頃から大雨に警戒が必要で、進路によっては暴風が
吹く可能性があります。進路予想では四国直撃が各予報機関で一致し
た見方ですが、勢力が非常に強く、台風から離れていても暴風や大雨
に警戒が必要だと思います。