台風11号 米軍進路予想2015 日本列島にも影響か?
台風11号が、7月4日午前3時ごろ、マーシャル諸島付近で発生した。
今週3個目の台風発生で、7月に入って台風シーズンが本格的に到来
しました。
台風11号は、7月4日3時には、マーシャル諸島にあり、毎時20kmの
速度で西北西へ進んでいます。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大
風速は18m/sです。
※画像は、ウェザーマップより引用
※画像は、ヤフーより引用
台風11号は、5日から7日にかけてもマーシャル諸島近海をゆっくり西
寄りに進む予報となっています。
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)の最新情報では、
おおむね西よりに進む予想図となっていて、台風9号と同じようなコース
を後から追っかけるような進路が予想されます。
※画像は、米軍より引用
台風9号も速度がゆっくりですが、台風11号も日本のはるか南をゆっくり
進んでいますので、日本列島に影響があるとすれば、来週末の7月11日から
再来週の7月14日頃にかけて近づくと予想されています。
台風9号、台風10号、台風11号が3つほぼ同時に発生したわけですが、3つと
も進行速度がとても遅く、これは太平洋高気圧が意外と強くて台風の進行
方向への壁になっているのではないかと個人的に感じています。
今後は、台風10号と台風11号は時間差で太平洋高気圧の縁を回って、日本に
近づくと思われ、北上するにつれて速度は上がり、勢力も強まってくると
思われます。
台風10号はやや西よりのコースを辿ると思われ、今後沖縄本島へ向かって
から九州方面~東シナ海へ向かう可能性が濃厚になってきたように思います。
ただ太平洋高気圧が弱く、偏西風の影響などを受ければ九州以東に上陸とい
う可能性もあると思っています。
また、台風11号は、台風10号よりも東寄りのコースを進むことが予報図から
も読み取れますので、台風11号の方が日本本土への直接的影響が大きいと
個人的には感じています。
ただ、夏台風は迷走することも多く、3つの台風が干渉し合って変な動きを
する可能性があり、予報通り進むかまだ不透明なところがあるように思い
ます。
いずれにしても、来週以降は台風が日本列島に近づいて大雨や暴風などの
荒れた天気になる可能性が高く、最新の台風情報に注意した方がよさそう
です。