台風12号 米軍とヨーロッパの進路予想2015 来週末関東直撃か?
台風12号が日本のはるか南の海上をゆっくりした速度で進んでい
ます。来週末には関東などの日本列島にかなり接近する可能性が
あり、台風11号に続いて注意が必要です。
台風12号の最新情報によると、7月17日9時には、ウェーク島近海
にあり、毎時20kmの速度で西へ進んでいます。中心気圧は992hPa、
中心付近の最大風速は23m/s、最大瞬間風速は35m/sです。
※画像は、ヤフーより引用
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台風12号は、勢力を弱めたものの、今後再び発達しながら、20日
にかけて南鳥島近海を西へ進むと予報されています。その後、22
日9時にはかなり日本に接近する予報図となっていて、台風11号の
ような進路を辿れば、関東方面が危ないと予想されます。
※画像は、ヤフーより引用
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アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)の最新情報
によると、22日0時には東京の南、北緯30度付近まで北上する予報
図となっていて、このままの曲がり方でいけば関東や東海へ直撃す
る可能性があります。
米軍の予報は精度が高いように感じていますので、来週末あたり
警戒が必要だと思います。
※画像は、米軍より引用
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ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新情報では、コンピュー
ター計算でようやく台風12号の存在が確認できるようになりました。
21日~23日にかけて、日本の南海上を進む予報図となっています。
■7月21日(火)
■7月22日(水)
■7月23日(木)
※画像は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)より引用
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台風12号は、発生以降、一時強い勢力まで発達しましたが、動きが
遅くなったこともあり、エネルギーの供給が止まったのかわかりま
せんが勢力を落としていましたが、今後再び発達すると予想されて
います。
問題は、日本に接近するかどうかですが、日本や米軍の予想では
どちらも22日前後には、本州のかなり南の海上に進むと予想されて
いて、このままいけば日本本土への直撃はかなり可能性が高いと
思っています。
進路が、台風11号よりも東寄りのコースを進むと予想され、予報図
の進路の曲がり方からいけば、関東や東海のいずれかに接近するの
ではないかと思われます。
日本の南海上は海水温が例年より高く、台風が発達する要素を兼ね
備えているので、台風12号は今後発達し、日本付近も来週から猛暑
となるため、日本に接近するまで最盛期の状態で直撃する可能性が
あります。
台風11号は、大雨と暴風が四国と近畿を襲いましたが、仮に台風12
号がまっすぐ海上を通って東京へ接近すれば猛烈な暴風が吹き荒れ、
鉄道や道路などの交通網は完全に麻痺すると思います。
夏台風は速度が遅く、迷走することも多いので、今後の進路予想に
注意する必要があります。