台風12号 米軍進路予想2015 沖縄と九州は大荒れ!他は猛暑に!
台風12号が昨日までの予想より西寄りのコースを進むことが濃
厚になってきました。特に、沖縄の大東島地方では台風が直撃
するため猛烈な暴風となり、沖縄本島も荒れた天気になりそう
です。
強い台風12号の最新情報によると、7月23日9時には、日本の南
にあり、毎時15kmの速度で西北西へ進んでいます。
中心気圧は955hPa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速
は60m/sと依然強い勢力を保っています。
※画像は、ヤフーより引用
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台風12号は、今後24日9時には南大東島の南東約130kmに達し、25
日9時には奄美大島の南南西約150kmに到達、26日9時には九州の西
に進むと予報されています。
※画像は、ヤフーより引用
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週末の土日は九州の西を進むと思われ、九州では台風の右側にあた
るため、暴風や大雨も進路によっては可能性があり警戒が必要です。
関東などでは台風の影響はほぼなくなり、週末にある隅田川花火大
会は問題なく開催できそうです。
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)の最新情報
によると、24日から25日にかけて、沖縄の大東島や沖縄本島に接近
し、26日0時には九州の西に接近する予報図となっています。
米軍の予想はここ数日間で大幅に進路予想が変更されていて、西寄
りの予報になりました。
※画像は、米軍より引用
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ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新情報でも、25日から
26日にかけて九州の西を進む予報図となっています。
■7月25日(土)
■7月26日(日)
※画像は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)より引用
台風12号は、一時的に熱低になったり、進路が定まらず迷走していま
したが、勢力が増したことで太平洋高気圧も強くなり、当初の予想よ
りかなり西寄りのコースとなる可能性が高くなりました。
数日前までは、日本列島に直撃する確率はかなり高いと思いましたが、
太平洋高気圧が西に強く張り出して、台風12号が西へはじき出される
ような感じになると思います。
しかし、台風12号が西寄りのコースを進むと予想されるため、沖縄
の大東島や沖縄本島、奄美地方では大きな影響を受ける可能性が出
てきました。
特に大東島地方では暴風と大雨で大荒れな天気となり、沖縄本島や
奄美も通常の台風と同じくらいの影響が予想されます。九州では
週末の土日に影響が出て、進路次第では暴風となる可能性があり
ます。
台風12号は、九州をかすめるように進むと思われ、その後日本海へ
進んでいくと予想されています。この九州から日本海へ進むコース
は意外と危険なコースで過去に大きな被害が出たコースです。
過去には、広島の宮島で大きな被害が出たコースで、台風12号が
勢力を落とさなければ中国地方でも強い風が吹く可能性がありま
す。
また、日本海へ進めば、関東にかけての広い範囲で強い南風が吹く
可能性があります。
この台風12号が日本海へ進む来週からは、台風の影響で全国的に
猛暑となり、特に北陸や関東、東北では南風によってフェーン現
象となり、今季一番の猛暑となる可能性があります。
台風12号は、沖縄と九州で当面直接的な影響がありますが、その
後は全国的に台風の影響で猛暑になると思われるので、熱中症な
どで厳重な注意が必要だと思います。