台風17号 米軍とヨーロッパの進路2015 たまご最新早期情報!
先日の台風15号は九州に上陸して停電など大きな被害をもたら
しましたが、今後も台風シーズンに入るため、日本列島にやっ
てくる台風は秋にかけて数多いと予想されます。
次の台風17号のたまごが発生しているか、米軍とヨーロッパの
中期予報を検証します。
まず、日本の広域衛星画像を見てみると、赤道付近にはまとま
った雲が発生しています。日付変更線の西側では今のところ台
風は発生していませんが、この赤道付近の雲が台風17号のたま
ごとなる可能性を秘めています。
※画像は、ヤフーより引用
※画像クリックで拡大できます
当分の間は、日本の本州にやってくる台風はない模様ですが、
今年の台風発生ペースは例年になく頻繁なので、突如雲の渦
が発生して、台風17号になる日もそう遠くないと思います。
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)のホ
ームページを見てみると、今のところ日本付近には台風が発
生していないようです。
ミッドウェー付近には、熱帯低気圧が発生しているようです
が、日付変更線の東側で、進路予想を見ても越境してくる可
能性はまずないと思われます。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新情報では、9月
5日頃に、小笠原付近で低気圧の存在が予想されています。
これが台風17号のたまごになるかどうかですが、なんとも言
えません。
■9月5日(土)
※画像は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)より引用
ヨーロッパの中期予報からも、9月上旬までは少なくとも日本
に上陸するような台風はないと思われます。ただ、台風17号のた
まごが発生する可能性は高いと思うので、9月中旬以降は警戒
が必要です。
9月の台風の特徴としては、暴風とともに大雨に注意が必要に
なってきます。日本列島には秋雨前線が停滞する時期となり、
台風が接近した場合は、秋雨前線が活発化するため大雨が警戒
となってきます。
また、秋の台風は、速度は夏台風に比べて速くなってくるので、
台風への備えを早めに準備しておく必要が出てきます。
さらに注意すべきことは、秋台風は大型化する傾向があるので
進路先だけでなく、広範囲で大雨や暴風が吹く可能性があるの
で農業関係の方は注意が必要です。
秋になると、日本の本州付近では偏西風が吹き始めるので、日
本付近に接近すれば東に進路を変えることが多くなり、進路予
想がなんとなく想像が付くようになります。
台風は、進路が定まってスピードが乗ってくると、勢力が増し
たり衰えにくい感じがしますので、すぐに台風が過ぎ去ったと
しても、被害は甚大になる可能性があるので秋台風には注意で
す。