阪神は暗黒時代に逆戻りか?

2015年の阪神は開幕こそ3連勝したものの、その後は
3連戦での勝ち越しがなく、かつての暗黒時代の様相
を呈している。

中日に連夜のサヨナラ負けという接戦での弱さと拙攻
は過去の暗黒時代によくみかけた光景だ。

また、10敗目を喫しこれは1997年以来とかその他
2001年以来とか1995年以来とかで2015年は
記録的な負け方をしており、1987年から2001年
までの暗黒時代を思い出してしまう状況となっている。

今年2015年の負け方は、1995年のときのような
感じがする。甲子園開幕戦3連敗はその1995年以来で
あり、中村監督が7月ごろ休養してしまった年である。

前年まで活躍していたオマリーをヤクルトに放出し、
グレン、クールボーというポンコツ外国人を抱えて
投手陣は打たれ放題で、藪や湯舟はいたが並の選手
しか揃っていなかった。

今年の阪神も、ゴメスとマートンの打撃が浮沈のカギを
握っており、不安定な戦いが続く。もしこのままの状態が
続き、ケガで離脱となれば最下位まっしぐらでしょう。

阪神の暗黒時代は1987年にはじまり、掛布、バース、
岡田、真弓といった好打者がいるにもかかわらず打線が
つながりを欠き、投手陣はボロボロで1987年はダントツ
最下位になってしまった。

その後、村山監督になり少年隊結成(和田、中野、大野)で
機動力野球を試みるが、投手陣が弱いこととバースの途中帰国
と掛布退団でとても戦える戦力ではなかった。

村山監督2年目では、フィルダーやキーオの活躍、八木
などの若手台頭で最下位は脱出して少し光が差したかに
見えた。

しかし、中村監督になってからも投手陣の弱さは解消されず、
パリッシュや八木が三振の山で打線のつながりを欠き、
再び最下位に。

暗黒時代で唯一2位になった1992年は、オマリーと
パチョレックの外人コンビと亀新フィーバーの打撃陣、
投手陣は歴代ドラ1ピッチャーが揃い、ラッキーゾーン
の撤去でリーグ1位の防御率となり、最後まで優勝争い
を繰り広げた。

ただし、その後の吉田、野村監督では最下位が続き、暗黒
の極みを経験する。野村監督最終年の年は、投手陣が整備
されはじめ、井川の台頭、打では浜中、赤星、藤本、桧山
、今岡といった若手が成長してその後の星野政権の礎を
野村監督は作っていた。なので、仮に野村監督が続投して
いたら少なくとも最下位は脱出していたと思う。

というわけで、2015年の暗黒阪神は、ゴメス、マートン
の復調、頭数は揃っている先発陣の安定とオスンファンに
つなぐセットアッパーの確立が2015年を暗黒と呼ばれな
いようにするポイントになるでしょう。



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