阪神・和田監督の采配を徹底分析!無能と呼ばれないように

3月4月戦線を13勝14敗で終えた阪神タイガース。
4月最後のヤクルト戦で3タテし、4連勝とようやく本来
(?)の力を発揮し出したところです。

一見すると5分近い勝率で乗り切ったと解釈できますが、
和田監督の采配で落とした試合が何度かありました。
監督の采配で全ての勝敗が決まるわけではありませんが、
野球も戦争と同じで戦術と戦略を誤れば、いくら力の
ある選手を持っていてもチームを勝利に導けません。

6連敗したときは、和田監督への批判が殺到し、SNSや
ヤフコメではさんざん叩かれていました。まだシーズン
始まったばかりで、首位とのゲーム差もそれほど離れて
いないのにである。

昨年2014年も神宮でヤクルトに采配ミスがらみで大敗し、
借金2であるにも関わらず、その和田監督への批判は
すさまじいものがありました。

ではなぜ和田監督はシーズン当初にもかかわらず采配批判
をされてしまうのでしょうか?
私自身も和田監督の采配には多くの疑問を持っており、いく
つか事例を上げてみたいと思います。

まず左右病です。
これは相手が左投手なら右打者、右投手なら左打者を当てる
というものです。これはデータ野球に基づくもので、野村
ID野球の下で3年間選手として活躍し、多少影響を受けたと
思われる和田監督独自のデータ重視野球です。

たとえば、この前の江越選手が成瀬から3ランを放って大活躍
しましたが、次の試合は右投手ということなので伊藤隼を起用
するといったデータしかみてない和田監督らしい采配です。
結果はうまくいきましたが、江越選手は1日だけ大活躍し、
ヒーローインタビューでも自信につなげていきたいと語って
いましたが、もうその感触や感激・興奮はもう消えつつあるで
しょう。

少し極端な話になってしまったかもしれませんが、江越選手は
きっと落胆していると思います。たぶん星野監督や岡田監督、
そして日本一監督の吉田さんなら江越がんばれと続けて起用した
可能性が高いです。冷酷非情な和田監督をもっとも如実に表した
事例です。

次に終盤の選手交替の場面です。
先の甲子園においての巨人戦3戦目です。
スコアは3対2で阪神が勝っており9回のマウンドをオスンファン
に託した場面です。

その時和田監督は何をしたでしょう!?
なんとゴメスを関本と交代、マートンと西岡など打撃の主力選手を
全て交替してしまったのです。たしかにゴメスは守備は悪くはないが
うまくはない、マートンは肩が弱い、西岡は慣れないサードと右ひじ
に不安を抱えているということで交替させる理由に問題はない。
ただ、なぜ3人とも一気に変えるのか甚だ疑問?

オスンファンは1点差のプレッシャーとしかも巨人戦、阪神は守備
固めをしてしまって、より一層プレッシャーがかかったと思われる。
この大幅な交替がオスンファンの心理面に影響し、結果2球で同点
に追いつかれてしまったのである。

1点差で巨人戦ということを考えれば、いくらオスンファンといっ
てもミスはあるので延長戦を考えておかなければいけない。
結果、沢村やマシソンという剛球投手に阪神の控えは全く対応でき
なかった。

あと、11回表に巨人は決勝点を上げるが、この回の打線は3番から
の好打順だった。しかし、和田監督は故障上がりで球のキレがない
安藤を送ってしまった。あそこは松田で12回に安藤だった。中西
コーチの助言だったと思うが、ここは和田監督に判断して欲しいもの
である。

阪神タイガース公式イヤーブック 2015

今年3位ぐらいでも和田監督の解任がありうる中で、去年のCS時のよ
うな鬼采配をして結果を残せるかを見届けるしかないというのが阪神
ファンの本音だ。



2 Responses to “阪神・和田監督の采配を徹底分析!無能と呼ばれないように”

  1. まふまふ より:

    和田さんは「監督」というポジションではなく「部門コーチ」のポジションでこそ、その力を発揮できるのではないでしょうか。
    「戦力」を見極めて、「戦術」を編み出し、それをリーグ優勝に結び付けるという「戦略」はないように思います。つまり「監督」には向かないと思います。
    「1点を大事にする」「1点を取りに行く」と言いながら、「1点を大事にするあまり失点する」「1点しか取らない」戦術にしかなっていません。
    試合終盤や、競っている状況下で「どうやってここで相手にダメージを与えるべき1点をもぎ取るか」という戦術は思いつかないのでしょう。

    4年余りも指揮を執っていても、監督としての能力は残念ながら育まれなかったようです。
    コーチや選手やその他のスタッフにも責任は大いにあるとは思いますが、最終的な責任は「監督」にあります。すべては「社長の責任」なのです。
    試合後のコメントを聞くと、残念ながら「一般的な1ファンの感想」しか述べていないように思います。とても「専門家の発言」とは思えません。

    阪神ファン、それも和田監督よりも年季の入った筋金入りの阪神ファンからすれば、「この人は野球を知らない」と思われてもしょうがない監督だと思います(笑)

    • コウ より:

      コメントありがとうございます!
      非常に共感できる部分があります。
      和田さんは、コーチや選手としては素晴らしいですが、
      残念ながら監督の器ではないと言ったノムさんの
      指摘は認めざるをえません。

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